残留塩素濃度をDPD試薬で測定する際の注意事項を実験しています。

夏場のプール管理、特に保育園や家庭用ミニプールなどに塩素剤を添加する場合は要注意です。

市販の塩素剤(キッチンハイター等)を添加する場合、塩素濃度が濃すぎるとDPD試薬では発色しません。

この動画の実験では、塩素剤を100倍に希釈しても、塩素濃度が濃すぎて発色が飛んでしまいました。

その理由は、塩素剤の効能の1つにあります。塩素剤は

1.殺菌剤としての効能 の他に、

2.漂白剤としての効能 がありますよね。

つまり、残留塩素が存在する際に発色する試薬を添加しても、漂白剤としての塩素が強すぎると、あっという間に漂白され、発色は透明に戻ってしまいます!

このとき、発色しないからと言って”塩素が足りないのかな…?”と誤った判断をしてしまうと、

塩素が濃すぎる水に、さらに塩素を添加してしまうことに!