この動画は、プールやお風呂水中の残留塩素が汚れ成分で消費されてしまうかを確認する実験です。

動画内のスライドと実験のポイントのPDFはこちら

○○ハイターや□□ブリーチのような市販の塩素剤を用いて消毒をする場合、

消毒成分はずっと残留してくれるのか、あるいは消費され消失してしまうのか、実験で確認しました。

幼稚園の子供用プールや介護施設で入浴補助をしている方などは必見です!

 

本実験では汚れ成分としては有機物の代表として卵の白身を用い、

検水はプールやお風呂が水道水を原水として作られると仮定して、通常の水道水を用いました。

汚れ成分が入る前の水道水の残留塩素濃度はおよそ0.5 ppm ( = mg/L) くらい。

そこへ白身汚れをまとったキューピー人形が遊泳(あるいは入浴)した場合、残留塩素濃度はどのように変化するでしょうか!?

 

本動画内で、どんな場合に塩素が消費されてしまうのか、水中に塩素が存在しないとなぜ危険なのか等も解説しています。

プールの季節、プール水を感染源と推定したO-157の集団感染やアデノウイルスによるプール熱、黄色ブドウ球菌によるとびひの感染などやしばしばニュースで取り上げられます。

水質の衛生を確保するためには、なによりもこまめな残留塩素濃度のチェックが重要です!

右足だけ、とか半身まで、とか汚れ(白身)の量を変えることで残留する塩素も異なるかも!?

自由研究のテーマになるかもしれませんね!

 

実験動画内で使用した残留塩素測定用DPD試薬や塩素濃度の測定器についての詳細はこちら!!

残留塩素に関する科学的な詳細情報はこちらの解説ページが便利です!!